No6.にわとりのしっぽ(Zicke Zacke Hühnerkacke)
はじめに
ボードゲームを買い始めた最初の頃は、欲しくても「この値段はなあ」と買うのを躊躇してしまうことが多々ありました。特に、ルールが単純なのに高価なキッズゲームはそう感じることが多かったです。それでもどうしても欲しいと思ったので、私は個人輸入を始めることになったのですが、以前紹介した『ファイアドラゴン』と共に個人輸入第1陣として我が家にやって来たのが『にわとりのしっぽ』でした。キッズゲームでありながら、大人だけでしても楽しめるまさに名作と言えるボードゲームを今回はレビューしていきたいと思います。
1.ルール概要
『にわとりのしっぽ』は、にわとりがお互いのしっぽを奪い合って追いかけっこをするゲームです。ゲームの進め方ですが、各プレイヤーは手番毎にタイルの神経衰弱を行い、それに正解したら前方ににわとりを進めていくということを繰り返していきます。以下、にわとりの移動、しっぽの奪い合いの詳細について述べていきたいと思います。
a)にわとりの移動
このゲームでにわとりを移動させるには、先述したように神経衰弱を行う必要があります。自分のにわとりの前方にあるタイルと同じ絵柄の庭タイルをめくることが出来た場合に、そのタイルの上に移動することが出来るのです。間違えたタイルをめくった場合は移動することは出来ず、次のプレイヤーの手番になります。
(『にわとりのしっぽ』において、「他のは大体覚えたのにどうしてもこの絵柄だけどこにあったのか思い出せない」というのはよくある現象です。)
4.『にわとりのしっぽ』の入手方法(2019年11月時点)
日本Amazonでは新品が4000円台前半から売られていますが、販売元によっては日本語説明書が付属していないようです。日本語説明書付属と明記があるAmazonの販売元や駿河屋では5000円台後半で売られています。説明書がないとプレイ出来ないようなゲームではないので、どうしても紙の説明書が欲しいというのでなければ、安価なところで購入すれば良いのではないかと思います。キッズゲームの代表のようなゲームなので、他のボードゲーム専門店の通販サイトでも取り扱いがありますが、大体は定価の6000円で販売しているようです。
海外から個人輸入する場合、ドイツAmazon、アメリカAmazon共に取り扱いがありますが、ドイツAmazonの方が安価です。私が見てきた限りでは、VATを除く前の段階で18ユーロぐらいで安定しています。
『にわとりのしっぽ』は実に面白いゲームです。まずはその魅力について述べていきたいと思います。
第1の魅力は、連続で正解タイルをめくれたときに爽快感を感じられることです。最初の内は全く分からないのでお互いに当てずっぽうにタイルをめくっていますが、少しすると「かたつむりはあそこにあったはず」とか「ひよこはここじゃなかったかな」といった思いが出てくるようになります。そうして1マスずつ、上手くいけば2,3マスずつ進むことが出来るようになるんですが、ある時を境に覚醒して、大体全部の場所が分かるようになってきます。そうなればタイルを1周することも夢ではなく、全員をごぼう抜きして一気にしっぽを奪い取ることも可能です。その爽快感は何物にも代えがたいです。ある程度覚えることが出来るメンバーなら、時間差こそあれ、全員が1周近く進めるようになってくるので、最後には誰が先に1周してしまうかの勝負になってきます。
第2の魅力は、短時間で終わりルールが簡単なので、誰でも気軽に参加出来るということです。長くても1ゲーム30分以内には終わりますし、ルールは基本的に神経衰弱だけなので幼児でも高齢者でも簡単にプレイ出来ます。楽しみ方の幅も非常に広く、祖父母と孫がほのぼのと楽しむことも出来ますし、大人だけで真剣に楽しむことも出来ます。キッズゲームでありながら大人だけで真剣に楽しめる、これは素直に凄いと思います。
ちなみに、私の甥っ子(当時3歳)は遊び始めの頃は余り覚えることが出来ず、しっぽを取られるときに「取らないで」と言って妨害したりしていましたけど、最近は成長著しく、もう少しで1周出来るぐらいまで覚えるようになってきました。本人も「強くなったでしょ」と言って喜んでおり、祖父母も「最近本当に賢くなってきたわー」と嬉しそうです。ただ、相手に対する侮りがあるのでしょうが、負けると思ってない人に負けると悔しくて暴れたり、しっぽを取られるときに「取らないで」と言ったりということはまだ少しあります。強いと思ってる人に負けるときは暴れないようで、今のところ私はまだ勝っても暴れられていません(この認識が続いてくれれば嬉しいですし、暴れるのも少しずつ良くなってくれると良いのですけど)。
なお、私の祖父は「これは呆け防止に良いわー」と言って楽しみながらプレイしてくれているので、呆け防止にもお薦めです。
第3の魅力は、リプレイ時に記憶が混同することです。『にわとりのしっぽ』は短時間で終わり且つ盛り上がるので、リプレイ性も高くなるのですが、そのときに前回の記憶が邪魔をしてきて盛り上がります。どういうことかというと、「確かここは目玉焼きだったな」と思ってめくると全然違うタイルをめくってしまう、前回そこが目玉焼きだったことを覚えてしまっていて、前回と今回の記憶がごっちゃになってしまうのです。『ナンジャモンジャ』のような他のメモリーゲームでも起こる現象のようですが、「ここは芋虫のはずだけど、これって今回の記憶だっけ」と、何回もプレイするほど混乱してきます。
では次に、このゲームの難点について述べていきたいと思います。
第1の難点は、若干プレイする人を選ぶということです。どういう人が「ちょっと・・・」となるかというと、記憶することが苦手な人たちです。私の両親がそうなんですが、特に母親は「全然覚えられないから勝てる気がしない」とか「年取ると覚えるという作業が苦痛」などと言って、余り進んでプレイしようとしません。『にわとりのしっぽ』は完全に記憶力だけのゲームなので、記憶力に余りに差があるとどうやっても勝てませんし、覚えるということ自体が苦痛だったり、自信がなかったりする人には楽しむことが難しいと思います。
ただ、これも楽しみ方の問題であって、祖父母のように勝てなくてもプレイすること自体を楽しむことは出来ますし、同程度の実力の人で集まって、1回でも勝つ経験をすれば、少しは見方が変わるのではないかなと感じています。
第2の難点は、このゲームの拡張である『うんちふんじゃダメ!』が手に入りにくいということです。これはこのゲームの内容に対する直接の難点ではなく、私の願望のようなものなんですが、本当に拡張がどこにも売ってないんです。単純なルールで誰でも気軽に参加出来るという特性から、参加人数が6人まで増えるこの拡張は是非とも手に入れたいのですが、国内の通販ショップやヤフオクをいくら覗いても売っていません。海外Amazonのマーケットプレイスには販売がなくはないのですけど、私が未だAmazon直営からしか購入したことがなく且つ定価を考えると割高なため、中々手が出しにくいです。駒を増やすだけだったら本体をもう1つ買っても対応出来るのですが、それもちょっと高いですし、何より追加のうんち駒が欲しいのです。余り希望は持てないのですけど、『ナイアガラ』も再販されましたし、『うんちふんじゃダメ!』もいつか来るかも知れない再販を気長に待っていたいと思います。
はじめに
ボードゲームを買い始めた最初の頃は、欲しくても「この値段はなあ」と買うのを躊躇してしまうことが多々ありました。特に、ルールが単純なのに高価なキッズゲームはそう感じることが多かったです。それでもどうしても欲しいと思ったので、私は個人輸入を始めることになったのですが、以前紹介した『ファイアドラゴン』と共に個人輸入第1陣として我が家にやって来たのが『にわとりのしっぽ』でした。キッズゲームでありながら、大人だけでしても楽しめるまさに名作と言えるボードゲームを今回はレビューしていきたいと思います。
このボードゲームのデータ(クリックすると開きます)
タイトル | 独:Zicke Zacke Hühnerkacke 米:Chicken Cha Cha Cha 日:にわとりのしっぽ にわとりの追いかけっこ |
デザイナー | Klaus Zoch (クラウス・ツォッホ) |
メーカー | Zoch(ツォッホ, 独) |
日本語版発売元 | メビウスゲームズ |
発売年 | 原版:1998年 日本語版:不明 |
プレイ人数 | 2~4人 |
2人プレイ | 通常プレイと変わらず |
公称プレイ時間 | 15~20分 |
対象年齢 | 4歳以上 |
定価 | 原版:24.99ユーロ(VAT含む) 日本語版:6112円 |
購入価格 | 16.80ユーロ(VAT除く、送料別) 2019年2月、独Amazonにて |
言語依存 | なし |
相互干渉 (インタラクション) |
あり(しっぽの奪い合い) |
非公開情報 | なし |
ルールブック | 3ページ |
ルール難度 | とても簡単 |
個人的評価 | 9点(10点満点) |
1.ルール概要
『にわとりのしっぽ』は、にわとりがお互いのしっぽを奪い合って追いかけっこをするゲームです。ゲームの進め方ですが、各プレイヤーは手番毎にタイルの神経衰弱を行い、それに正解したら前方ににわとりを進めていくということを繰り返していきます。以下、にわとりの移動、しっぽの奪い合いの詳細について述べていきたいと思います。
(各プレイヤーはにわとりにしっぽを刺した状態でゲームを始めます。)
(各にわとりをタイル間距離が等間隔になるように配置したら準備完了です。卵タイルは24枚あるので、2人プレイなら11枚、3,4人プレイなら7,5枚間が空くようににわとりを配置します。)
a)にわとりの移動
このゲームでにわとりを移動させるには、先述したように神経衰弱を行う必要があります。自分のにわとりの前方にあるタイルと同じ絵柄の庭タイルをめくることが出来た場合に、そのタイルの上に移動することが出来るのです。間違えたタイルをめくった場合は移動することは出来ず、次のプレイヤーの手番になります。
(自分のにわとりが今乗っているタイルではなく、自分の前方にあるタイルと同じ絵柄のタイルを探します。)
(庭タイルは全部で12種類あり、卵タイルは24枚あります。つまり、各絵柄が2枚ずつ用意されているということです。)
(『にわとりのしっぽ』において、「他のは大体覚えたのにどうしてもこの絵柄だけどこにあったのか思い出せない」というのはよくある現象です。)
b)しっぽの奪い合い
自分のにわとりが相手のにわとりを追い越すと、追い越されたにわとりからしっぽを奪うことが出来ます。このとき奪うしっぽはそのにわとりに刺さっているしっぽ全てなので、2本刺さっているにわとりなら一気に2本奪います。
(他のにわとりを追い越すときは、他のにわとりが乗っているタイルではなく、更に前方のタイルと同じ絵柄のタイルを探します。)
自分のにわとりが相手のにわとりを追い越すと、追い越されたにわとりからしっぽを奪うことが出来ます。このとき奪うしっぽはそのにわとりに刺さっているしっぽ全てなので、2本刺さっているにわとりなら一気に2本奪います。
(他のにわとりを追い越すときは、他のにわとりが乗っているタイルではなく、更に前方のタイルと同じ絵柄のタイルを探します。)
c)勝利条件
他のにわとりのしっぽ全てを集めることが出来たプレイヤーが勝利します。
(上の写真の状態であれば、青のにわとりがかたつむりのタイルをめくることが出来れば、全てのにわとりのしっぽを奪うことが出来るので、そのゲームに勝利します。)
他のにわとりのしっぽ全てを集めることが出来たプレイヤーが勝利します。
(上の写真の状態であれば、青のにわとりがかたつむりのタイルをめくることが出来れば、全てのにわとりのしっぽを奪うことが出来るので、そのゲームに勝利します。)
2.手番の行動まとめ
①:にわとりの移動(必須)
自分のにわとりの前方にあるタイルと同じ絵柄のタイルを庭タイルから探してめくります。正解なら1マス進み、不正解なら移動せず、その場で手番を終了します。正解し続ける限りは前方に進むことが出来ます。
②:しっぽの奪い合い(必須)
他のにわとりを追い越した場合、そのにわとりに刺さっているしっぽを全て抜き取り、自分のにわとりに差し込みます。
この手番のまとめを見て分かるように、やることは神経衰弱だけなので、ルール難度はとても簡単です。私の甥っ子が初めてプレイしたボードゲームはこのゲームで、当時3歳でしたが、そんなに苦労することなくプレイ出来ました(手番の交代がよく分からなかったり、しっぽを抜かれるのを嫌がったりというのはありましたけど)。
3.プレイ人数による違い
2,3,4人全てでプレイしてみましたが、どの人数でも楽しくプレイ出来ると思います。人数毎のプレイ感の違いとしては、2人プレイだと一度抜かれてしまえばそこでゲーム終了ですが、3,4人でプレイすれば一旦抜かれてしまってもすぐにゲームが終了しないので、抜きつ抜かれつの戦いを楽しめます。しっぽを抜く本数が1本だけだったら、いつまでも終わらず間延びする可能性もありますが、抜くときは全てのしっぽを抜くことになっているので、人数が増えても短時間で終わるようにゲームが設計されています。
2,3,4人全てでプレイしてみましたが、どの人数でも楽しくプレイ出来ると思います。人数毎のプレイ感の違いとしては、2人プレイだと一度抜かれてしまえばそこでゲーム終了ですが、3,4人でプレイすれば一旦抜かれてしまってもすぐにゲームが終了しないので、抜きつ抜かれつの戦いを楽しめます。しっぽを抜く本数が1本だけだったら、いつまでも終わらず間延びする可能性もありますが、抜くときは全てのしっぽを抜くことになっているので、人数が増えても短時間で終わるようにゲームが設計されています。
4.『にわとりのしっぽ』の入手方法(2019年11月時点)
日本Amazonでは新品が4000円台前半から売られていますが、販売元によっては日本語説明書が付属していないようです。日本語説明書付属と明記があるAmazonの販売元や駿河屋では5000円台後半で売られています。説明書がないとプレイ出来ないようなゲームではないので、どうしても紙の説明書が欲しいというのでなければ、安価なところで購入すれば良いのではないかと思います。キッズゲームの代表のようなゲームなので、他のボードゲーム専門店の通販サイトでも取り扱いがありますが、大体は定価の6000円で販売しているようです。
海外から個人輸入する場合、ドイツAmazon、アメリカAmazon共に取り扱いがありますが、ドイツAmazonの方が安価です。私が見てきた限りでは、VATを除く前の段階で18ユーロぐらいで安定しています。
言語依存についてですが、文字はなく、全てがイラストで表現されているので、説明書以外の心配はありません。日本語、英語、ドイツ語いずれの説明書もメーカーの公式HPには公開されていないようですが、個人作成と思われるPDF説明書はネット上で簡単に見つけることが出来ます。
5.個人的評価:9点(10点満点)
『にわとりのしっぽ』は実に面白いゲームです。まずはその魅力について述べていきたいと思います。
第1の魅力は、連続で正解タイルをめくれたときに爽快感を感じられることです。最初の内は全く分からないのでお互いに当てずっぽうにタイルをめくっていますが、少しすると「かたつむりはあそこにあったはず」とか「ひよこはここじゃなかったかな」といった思いが出てくるようになります。そうして1マスずつ、上手くいけば2,3マスずつ進むことが出来るようになるんですが、ある時を境に覚醒して、大体全部の場所が分かるようになってきます。そうなればタイルを1周することも夢ではなく、全員をごぼう抜きして一気にしっぽを奪い取ることも可能です。その爽快感は何物にも代えがたいです。ある程度覚えることが出来るメンバーなら、時間差こそあれ、全員が1周近く進めるようになってくるので、最後には誰が先に1周してしまうかの勝負になってきます。
(上の写真のように整然と並べるよりも、下の写真のように雑然と並べた方が覚えにくくなります。上級者には雑然をお薦めします。)
第2の魅力は、短時間で終わりルールが簡単なので、誰でも気軽に参加出来るということです。長くても1ゲーム30分以内には終わりますし、ルールは基本的に神経衰弱だけなので幼児でも高齢者でも簡単にプレイ出来ます。楽しみ方の幅も非常に広く、祖父母と孫がほのぼのと楽しむことも出来ますし、大人だけで真剣に楽しむことも出来ます。キッズゲームでありながら大人だけで真剣に楽しめる、これは素直に凄いと思います。
ちなみに、私の甥っ子(当時3歳)は遊び始めの頃は余り覚えることが出来ず、しっぽを取られるときに「取らないで」と言って妨害したりしていましたけど、最近は成長著しく、もう少しで1周出来るぐらいまで覚えるようになってきました。本人も「強くなったでしょ」と言って喜んでおり、祖父母も「最近本当に賢くなってきたわー」と嬉しそうです。ただ、相手に対する侮りがあるのでしょうが、負けると思ってない人に負けると悔しくて暴れたり、しっぽを取られるときに「取らないで」と言ったりということはまだ少しあります。強いと思ってる人に負けるときは暴れないようで、今のところ私はまだ勝っても暴れられていません(この認識が続いてくれれば嬉しいですし、暴れるのも少しずつ良くなってくれると良いのですけど)。
なお、私の祖父は「これは呆け防止に良いわー」と言って楽しみながらプレイしてくれているので、呆け防止にもお薦めです。
(卵タイルも庭タイルもしっかり厚く作ってあるので、幼児が雑に扱っても曲がったり折れたりしません。これもキッズゲームとして大きな魅力です。)
第3の魅力は、リプレイ時に記憶が混同することです。『にわとりのしっぽ』は短時間で終わり且つ盛り上がるので、リプレイ性も高くなるのですが、そのときに前回の記憶が邪魔をしてきて盛り上がります。どういうことかというと、「確かここは目玉焼きだったな」と思ってめくると全然違うタイルをめくってしまう、前回そこが目玉焼きだったことを覚えてしまっていて、前回と今回の記憶がごっちゃになってしまうのです。『ナンジャモンジャ』のような他のメモリーゲームでも起こる現象のようですが、「ここは芋虫のはずだけど、これって今回の記憶だっけ」と、何回もプレイするほど混乱してきます。
(全体のタイルの配置は変えずに、それぞれのタイルの場所だけ入れ替えると良い具合に混乱してきます。)
では次に、このゲームの難点について述べていきたいと思います。
第1の難点は、若干プレイする人を選ぶということです。どういう人が「ちょっと・・・」となるかというと、記憶することが苦手な人たちです。私の両親がそうなんですが、特に母親は「全然覚えられないから勝てる気がしない」とか「年取ると覚えるという作業が苦痛」などと言って、余り進んでプレイしようとしません。『にわとりのしっぽ』は完全に記憶力だけのゲームなので、記憶力に余りに差があるとどうやっても勝てませんし、覚えるということ自体が苦痛だったり、自信がなかったりする人には楽しむことが難しいと思います。
ただ、これも楽しみ方の問題であって、祖父母のように勝てなくてもプレイすること自体を楽しむことは出来ますし、同程度の実力の人で集まって、1回でも勝つ経験をすれば、少しは見方が変わるのではないかなと感じています。
第2の難点は、このゲームの拡張である『うんちふんじゃダメ!』が手に入りにくいということです。これはこのゲームの内容に対する直接の難点ではなく、私の願望のようなものなんですが、本当に拡張がどこにも売ってないんです。単純なルールで誰でも気軽に参加出来るという特性から、参加人数が6人まで増えるこの拡張は是非とも手に入れたいのですが、国内の通販ショップやヤフオクをいくら覗いても売っていません。海外Amazonのマーケットプレイスには販売がなくはないのですけど、私が未だAmazon直営からしか購入したことがなく且つ定価を考えると割高なため、中々手が出しにくいです。駒を増やすだけだったら本体をもう1つ買っても対応出来るのですが、それもちょっと高いですし、何より追加のうんち駒が欲しいのです。余り希望は持てないのですけど、『ナイアガラ』も再販されましたし、『うんちふんじゃダメ!』もいつか来るかも知れない再販を気長に待っていたいと思います。
おわりに
以前どこかの記事で、子供向けのゲームであっても大人も心から一緒に楽しめるのがドイツゲームの魅力だ、というようなことを読んだ記憶があるのですが、それを正に体現したのがこの『にわとりのしっぽ』だと思います。このような誰でも楽しめる、年齢を問わないゲームというのは本当に凄いです。その上でコンポーネントも楽しげで丈夫、メーカーZochの魅力がたっぷり詰まっています。お値段は高いですが、買って失敗したと思うことは、よっぽど記憶することを苦痛に感じたりしない限りはないと思います。記憶力の向上は特に小さい子供ほど著しいと思うので、小さいお子さんの居る家庭では是非遊んでいただいて、その成長を実感してもらえたらなと思います。「うちの子がこんなに成長するなんて」と必ず感慨深くなると思いますよ。
以前どこかの記事で、子供向けのゲームであっても大人も心から一緒に楽しめるのがドイツゲームの魅力だ、というようなことを読んだ記憶があるのですが、それを正に体現したのがこの『にわとりのしっぽ』だと思います。このような誰でも楽しめる、年齢を問わないゲームというのは本当に凄いです。その上でコンポーネントも楽しげで丈夫、メーカーZochの魅力がたっぷり詰まっています。お値段は高いですが、買って失敗したと思うことは、よっぽど記憶することを苦痛に感じたりしない限りはないと思います。記憶力の向上は特に小さい子供ほど著しいと思うので、小さいお子さんの居る家庭では是非遊んでいただいて、その成長を実感してもらえたらなと思います。「うちの子がこんなに成長するなんて」と必ず感慨深くなると思いますよ。
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