はじめに
以前、叔母からの依頼を取り付けて、すごろくやのボードゲーム福袋を買おうとしたことがありました。2020年のすごろくや周年セールでのことです。
カートには入ったのですが惜しくも買うことが出来なかったので、次こそはとその時は思いました。クリスマスとかお正月、翌年の周年セールとかにはまた販売されるだろうと思っていたんです。ところが、それ以降全く販売されませんでした。叔母に次売ってたら買うわと言っていたので、どうしたものかなあと思っていたのですが、そんなある日、売ってないのなら福袋を自分で作ってしまえば良いじゃないかと思いつきました。自作した福袋を買ってきたと言って渡してしまえば良いじゃないかと。その思いつきを形にした経緯を簡単にまとめてみましたので、良かったらご覧下さい。
1.ボードゲーム福袋自作のメリット
ボードゲーム福袋を自作することにはたくさんのメリットがあります。まず第1に、被る心配がないということです。福袋で怖いのは持っているものと同じものが出ることなので、それを回避出来るのはとても大きいメリットだと思います。私が甥っ子の持っているボードゲーム全てを把握しているから出来ることですけどね。
第2のメリットは、相手に合ったゲームを選定出来るということです。すごろくやに限らなければ、色んな通販サイトでボードゲーム福袋を買うこと自体は可能なのですが、それらは甥っ子や叔母に出来るゲームが入っているかよく分かりません。私が買うのであればどんなものが入っていても、例えば、言語依存が激しかったり難易度が重すぎたりしても頑張ってプレイすることが出来ますが、甥っ子や叔母だと中々そうはいきません。だからこそ、子供と大人で分けてあり、更に難易度でも分けてあるすごろくやの福袋が欲しかったのですが、そういう気遣いを自作ならすることが出来ます。福袋でありながら、プレゼントのような気配りをすることが出来るのです。これも自作の大きなメリットだと思います。
第3のメリットは、プレゼントにするにはちょっと躊躇われるようなボードゲームを入れられるということです。上で書いた気遣いといきなり相反するようなことを書いていますが、勿論遊べないものを入れるというわけではありません。福袋というだけあって、1つではなく複数のボードゲームを入れることになるので、少し挑戦的な、まだ難しいかも知れないけどやってみてもらいたいなあと思うものを1つくらい仕込めるという話です。毎年甥っ子のプレゼント用に、誕生日とクリスマスにはボードゲームを選定して叔母に渡しているんですが、基本1つだけなので、失敗しない、絶対に安牌なものを渡したくなるんです。1回目のような失敗をして、ボードゲーマーとしてのプライドをズタズタにしたくないのです(幸い、あれ以降プレゼントで失敗していません)。
買って来た福袋という体で渡すのであれば、もし失敗したとしても福袋だから仕方ないよねということで済みます。私が選んだことになっていませんから。やってみてもらいたいボードゲームって意外と多いもので、それらを試しに渡すことが出来る、そういう実験の場に出来るということが、私にとって福袋をわざわざ自作する小さくないメリットの1つです。
2.福袋の作成
というわけで、「ボードゲームの福袋がセールで売られるんだけど、買う?」と叔母に尋ねてみました。すると、「お願いするわ」と言われたので、「値段は3000円,4000円,5000円がある」と伝えると「3000円で」ということだったので、3000円の福袋の作成に取りかかりました。価格が大きいほど、中身の自由度は上がるんですけどね。
何個のゲームを入れるかですが、福袋と言うからには3個ぐらいは入れたいものです。小箱なら1つ1000円ぐらいで買えますが、小箱3つだけだとお得感を余り感じられないので、中箱か大箱は最低1つ入れておきたい。相場を知らない人にとっては箱が大きい方が立派で高そうに見えますから、開けたときの満足感も高くなります。そういう色々なことを考えながら、セール品を漁って作った福袋の中身が以下のものです。
目玉はホビーステーションのセールで購入した『パピー・ウィンチェスター』です。この中では1番大きい箱で、以前から甥っ子にやらせてみたいなと思っていた作品です。競りゲーに慣れて欲しいんですよね。初心者向けの競りゲーというレビューをいくつか見たので、甥っ子でも出来るんじゃないかと思って選びました。
2つ目は楽天で購入した『ウィザードビギナー』です。通常版は私が既に持っているんですが、ルールはそんなに難しくないのに結構面白いので、この面白さを味わってもらおうと思って入れてみました。価格的にもかなりお得で、値段あわせにも役立ちました。
3つ目はAmazonで購入した『ワールドレシピ』です。他のシリーズを甥っ子が既に持っていて叔母も気に入っているので、安牌のために入れました。全部挑戦的なものを入れて全て当たらないと大変ですから。
合計額が3000円にちょっと足りていませんが、『パピー・ウィンチェスター』は送料も掛かっているし、手間賃も含めればトントンかなと思います。目標にしてい定価2倍の価値、定価換算で6000円相当の中身に出来たのも良かったです。これらのゲームを本当は「福袋」と大きく書いてある赤い紙袋に入れてあげたかったのですが、どこを探しても売っていませんでした(トップ画像にあるような奴です)。それで、段ボールで送られてきたという体にして、以前通販で送られてきた段ボールに詰め直して渡すことにしました(本物っぽく緩衝材も詰めて)。
3.福袋のプレゼント
「頼んでたのが届いたよ」と言って私が叔母に渡し、叔母から「開けてみない」と言って甥っ子に渡されました。緩衝材の紙をどけていき、ボードゲームが出てくると「ボードゲームだ!」と笑顔になりました。「自分で開けてみない」と言うと、「なかなか開かない」と言いながらシュリンクを開けるのに格闘していました。ちょっとうっかりしていて写真が何も無いのですけど、大きな箱の『パピー・ウィンチェスター』は喜んでいて、弟と一緒に船と列車を組み立てていました(「上手く出来ない」と泣き言を言っていましたが)。叔母はその組み立ての様子を見て、「ボードゲームにはこんなのもあるとね」と驚いていました。
その後『レシピ』が出て来ると、叔母は被ってしまったと思って「あーレシピね」と言っていましたが、違うバージョンだと教えると安心していました。「全部でいくらくらいになるとね」と聞かれたので、「そのまま買ったら6000円ぐらいじゃないかね」と言うと、「それを3000円で買えたわけやね」「えらいお得じゃね」と言いながら感心したような表情をしていました。
この日は遊ぶ時間がなかったので、後日改めて『パピー・ウィンチェスター』を甥っ子と弟と私の3人で遊びました。
競りゲーをちゃんと楽しんでプレイ出来るか心配だったのですけど、甥っ子なりに考えながらプレイしていて、私の目には楽しそうにも見えたので良かったと思います。叔母には少し難しいかも知れませんが、ルール的にはそんなに難しくないので、叔父や母とも一緒に遊んでみて、評価を聞いてみたいです。
おわりに
以上、ボードゲーム福袋を自作してみた話でした。何を入れようか考えるのが実に楽しかったですし、叔母にも価格的に喜んで貰えて良かったです。また頼むわ、と言われたときのために、セールに良いものがないかよーくチェックしておきたいと思います。
ボードゲーム福袋を自作することにはたくさんのメリットがあります。まず第1に、被る心配がないということです。福袋で怖いのは持っているものと同じものが出ることなので、それを回避出来るのはとても大きいメリットだと思います。私が甥っ子の持っているボードゲーム全てを把握しているから出来ることですけどね。
第2のメリットは、相手に合ったゲームを選定出来るということです。すごろくやに限らなければ、色んな通販サイトでボードゲーム福袋を買うこと自体は可能なのですが、それらは甥っ子や叔母に出来るゲームが入っているかよく分かりません。私が買うのであればどんなものが入っていても、例えば、言語依存が激しかったり難易度が重すぎたりしても頑張ってプレイすることが出来ますが、甥っ子や叔母だと中々そうはいきません。だからこそ、子供と大人で分けてあり、更に難易度でも分けてあるすごろくやの福袋が欲しかったのですが、そういう気遣いを自作ならすることが出来ます。福袋でありながら、プレゼントのような気配りをすることが出来るのです。これも自作の大きなメリットだと思います。
第3のメリットは、プレゼントにするにはちょっと躊躇われるようなボードゲームを入れられるということです。上で書いた気遣いといきなり相反するようなことを書いていますが、勿論遊べないものを入れるというわけではありません。福袋というだけあって、1つではなく複数のボードゲームを入れることになるので、少し挑戦的な、まだ難しいかも知れないけどやってみてもらいたいなあと思うものを1つくらい仕込めるという話です。毎年甥っ子のプレゼント用に、誕生日とクリスマスにはボードゲームを選定して叔母に渡しているんですが、基本1つだけなので、失敗しない、絶対に安牌なものを渡したくなるんです。1回目のような失敗をして、ボードゲーマーとしてのプライドをズタズタにしたくないのです(幸い、あれ以降プレゼントで失敗していません)。
買って来た福袋という体で渡すのであれば、もし失敗したとしても福袋だから仕方ないよねということで済みます。私が選んだことになっていませんから。やってみてもらいたいボードゲームって意外と多いもので、それらを試しに渡すことが出来る、そういう実験の場に出来るということが、私にとって福袋をわざわざ自作する小さくないメリットの1つです。
2.福袋の作成
というわけで、「ボードゲームの福袋がセールで売られるんだけど、買う?」と叔母に尋ねてみました。すると、「お願いするわ」と言われたので、「値段は3000円,4000円,5000円がある」と伝えると「3000円で」ということだったので、3000円の福袋の作成に取りかかりました。価格が大きいほど、中身の自由度は上がるんですけどね。
何個のゲームを入れるかですが、福袋と言うからには3個ぐらいは入れたいものです。小箱なら1つ1000円ぐらいで買えますが、小箱3つだけだとお得感を余り感じられないので、中箱か大箱は最低1つ入れておきたい。相場を知らない人にとっては箱が大きい方が立派で高そうに見えますから、開けたときの満足感も高くなります。そういう色々なことを考えながら、セール品を漁って作った福袋の中身が以下のものです。
No. | タイトル | 定価 | 購入価格 | 差額 |
1 | アークライト パピー・ウィンチェスター 完全日本語版【期間限定特価5/17~5/19】 | 3960 | 1590 | 2370 |
2 | ウィザード ビギナー版 | 1045 | 313 | 732 |
3 | ホッパーエンターテイメント ワールドレシピ | 1320 | 886 | 434 |
合計 | 6325 | 2789 | 3536 | |
送料 | 0 | |||
総計 | 2789 |
2つ目は楽天で購入した『ウィザードビギナー』です。通常版は私が既に持っているんですが、ルールはそんなに難しくないのに結構面白いので、この面白さを味わってもらおうと思って入れてみました。価格的にもかなりお得で、値段あわせにも役立ちました。
3つ目はAmazonで購入した『ワールドレシピ』です。他のシリーズを甥っ子が既に持っていて叔母も気に入っているので、安牌のために入れました。全部挑戦的なものを入れて全て当たらないと大変ですから。
合計額が3000円にちょっと足りていませんが、『パピー・ウィンチェスター』は送料も掛かっているし、手間賃も含めればトントンかなと思います。目標にしてい定価2倍の価値、定価換算で6000円相当の中身に出来たのも良かったです。これらのゲームを本当は「福袋」と大きく書いてある赤い紙袋に入れてあげたかったのですが、どこを探しても売っていませんでした(トップ画像にあるような奴です)。それで、段ボールで送られてきたという体にして、以前通販で送られてきた段ボールに詰め直して渡すことにしました(本物っぽく緩衝材も詰めて)。
3.福袋のプレゼント
「頼んでたのが届いたよ」と言って私が叔母に渡し、叔母から「開けてみない」と言って甥っ子に渡されました。緩衝材の紙をどけていき、ボードゲームが出てくると「ボードゲームだ!」と笑顔になりました。「自分で開けてみない」と言うと、「なかなか開かない」と言いながらシュリンクを開けるのに格闘していました。ちょっとうっかりしていて写真が何も無いのですけど、大きな箱の『パピー・ウィンチェスター』は喜んでいて、弟と一緒に船と列車を組み立てていました(「上手く出来ない」と泣き言を言っていましたが)。叔母はその組み立ての様子を見て、「ボードゲームにはこんなのもあるとね」と驚いていました。
その後『レシピ』が出て来ると、叔母は被ってしまったと思って「あーレシピね」と言っていましたが、違うバージョンだと教えると安心していました。「全部でいくらくらいになるとね」と聞かれたので、「そのまま買ったら6000円ぐらいじゃないかね」と言うと、「それを3000円で買えたわけやね」「えらいお得じゃね」と言いながら感心したような表情をしていました。
この日は遊ぶ時間がなかったので、後日改めて『パピー・ウィンチェスター』を甥っ子と弟と私の3人で遊びました。
競りゲーをちゃんと楽しんでプレイ出来るか心配だったのですけど、甥っ子なりに考えながらプレイしていて、私の目には楽しそうにも見えたので良かったと思います。叔母には少し難しいかも知れませんが、ルール的にはそんなに難しくないので、叔父や母とも一緒に遊んでみて、評価を聞いてみたいです。
おわりに
以上、ボードゲーム福袋を自作してみた話でした。何を入れようか考えるのが実に楽しかったですし、叔母にも価格的に喜んで貰えて良かったです。また頼むわ、と言われたときのために、セールに良いものがないかよーくチェックしておきたいと思います。
コメント